ペルシュのクッキー缶販売と発送のご案内

 

クッキー缶の構成を練り上げるまでの経緯について少し

 

お肉の話

唐突かもですが、フールセック。クッキーを焼き続けることで思うこと連想すること…ちょっと肉厚なお肉に火を通すイメージをアタマの中で過ぎらせる事を何度か続けた結果、辿り着いた答え。なんて言っちゃうとかなーり大袈裟かもしれないですね…でもまあ着眼点はそういうもんだと思ってください。ちゃんとクッキーの話しますからね笑

さらに具体的に例えていきますけど、薄くスライスしたお肉を焼けば、直ぐに火が通ってしまう。焼き縮んで水分も抜けて小さくなっていく。やがて焦げ付く…

大きい、厚みのある肉塊というか、まあハンバーグでもいいですね。今日のお夕飯のメインよッ!ってな感じで大ぶりなサイズ感で、デンっ!ってのも。はたまたお弁当に入れる用に、小ぶりに仕上げたり。まあ、おおきなサイズだと焼くというか、中まで火を通すのって時間かかるじゃないですか。中が赤いとおなか壊すし。焦げ付かないように火加減工夫したり、蒸し焼きっぽく蓋をして熱を通すとか…美味しく焼き上げるための工夫というか加減というものを例えて説明したくて初っ端からぶっ込んじゃいました!す い ま せ ん !

クッキー缶って、ホントに流行りというか、いろんなお店のいろんなスタイルのものがありますよね。見た目もパッケージもデザインもすごくカワイイものが多いですよね。

何年も前から、ペルシュもクッキー缶つくろうよ!?ってなってたんですけど、なかなかイメージがまとまらない…というよりも、やっぱりコンセプトが明確じゃないとイヤなんですよね。自分じゃないとできない世界観がちゃんと確立されてないと。普通にサイズ感合わせて焼いて詰め合わせるのってまあなんとでもなるのでね。

それでアレですよ、ふと思ったのが、ちいさいハンバーグですよ!要するにレギュラーサイズで普段焼いてきたクッキーの、ちょっとした矛盾点にも向き合った内容もふんだんに盛り込んでます!小ぶりであるからこそできる表現です!

特に紫芋のサブレ、カカオのサブレは顕著にその個性を引き出せたと自負してます。後ほど説明もさせてくださいね…というわけで、お待ちかねクッキー缶についての説明をさせてください!

Cookie Tin Like a Bento: A Thoughtful Assortment

コンセプト:

「Cookie Tin Like a Bento」は、日本のお弁当文化の美学——季節感、調和、丁寧さ——に深い敬意を込めたクッキーアソートです。

9種類のクッキーは、一寸(約3cm)ほどの「一口大の小さな宝物」として、弁当箱のように美しく配置。プティフールの繊細さを持ちつつ、お弁当の「一口で満足感を与える」精神を反映し、色・形・味わいの調和を追求しています。

日本の一期一会の心を体現し、開ける瞬間のワクワク感と食べる喜びを届けます。

ちょっと布石を打っておいたのが、お弁当用ハンバーグのくだり(笑)

昔、海外に住んでいた事もあるんですが、お弁当という文化は当然無くて、お昼ご飯といえば、サンドイッチをラップで包んで持っていく程度のものでした。あんまり覚えてませんが…

おせち料理も然り、やっぱり海外の方がお弁当文化に驚かれるのも納得です。

ちなみに和食の五色(赤・黄・緑・白・黒)とも言いますが、彩りも生まれるように焼成することができるのもプティフールサイズの特権ですね

クッキーという西洋文化に基づくお菓子ですが、自分自身、日本人であるというアイデンティティ確立のためにも「お弁当」という誇れる文化を基に構築したいな。という想いです。見栄えよりも、ひとつひとつの作品と向き合いながら焼き上げたので是非ともお試しくださいね!

クッキー缶のために準備した9つのフレーバーたち

 

以下に詰め合わせたクッキーの詳細について説明を記します。

① ② ③

④ ⑤ ⑥

⑦ ⑧ ⑨

クッキー一覧は並びの通り番号順に追ってご確認ください。

少しボリューム感のある記事ですが、「グルテンについて」書き綴ったブログ記事でも主にクッキーについて言及した内容になっておりますのでご一読いただくのも一興かと思いますので。

https://www.perruche.jp/13359.html

加えて、コーヒー、及び紅茶などのペアリング提案も書き記しました。コーヒーに関しては、カメイ珈琲店様のご協力のもと監修していただきましたので併せてお愉しみください!手軽に楽しめるドリップパックとの組み合わせも記載しました。

 

ローズクッキー

甘酸っぱい花園のひと口

薔薇のエッセンスが放つ上品なフローラルな香りが主役の軽やかなサブレ。

サクッとした食感が口の中でほろりと溶け、ローズの甘い芳香がほのかに広がります。少量のフリーズドライストロベリーが、甘いフローラルな印象に爽やかな酸味のアクセントをプラス。あたかもお弁当の小さな梅干しのように、全体のバランスを引き締めます。ひとひらの愛らしいサイズは、弁当箱の彩りある一品を思わせ、ピンクの花びらをイメージしたデザインが心を掴みます。

ペアリング提案:

紅茶: ダージリン(ファーストフラッシュ、例: キャッスルトン茶園)
花のような軽やかな香りが、ローズとストロベリーの繊細なハーモニーを引き立て、日本のお茶会のような上質なひとときに。

コーヒー: コーヒーで合わせるなら、フローラルな香りが楽しめるエチオピアのナチュラル精製。もしくはストロベリーなどを使ったインヒューズド精製のコーヒー。あるならスーパーパナマ。

カカオのサブレ

ビターで軽やかな深みのひと口

カカオパウダーだけを使用し、チョコレートの重たさを意図的に取り除いたサブレ。カカオマス由来のビターなトーンを際立たせ、アーモンドの香ばしさと生クリームのまろやかなコクが調和。サクっとした歯ざわりに続く、しっとりの絶妙な食感は、お弁当の小鉢の煮物のように、全体に深みを加えます。

小麦粉と同量ほどのココアパウダーを配合してますが、グルテンを形成するわけではないからこその食感。というのも面白味だと思うのです。

カカオとシナモンのサブレとの食べ比べで、お互いの個性を探るのも一興かも知れませんね。

一寸ほどの小さなサイズは、弁当箱の丁寧な配置を思わせ、コーヒーとの相性が抜群。大人のティータイムにふさわしい洗練された一品です。

ペアリング提案:

  コーヒー: 深煎りのコーヒー。カカオ感を引き立てるようなブラジルやグアテマラのコーヒー。
フルーティーな香りがカカオのビターな風味を引き立て、丁寧に淹れたドリップコーヒーのような繊細なペアリング。

③ 紫芋のサブレ

大地の甘みを閉じ込めたひと口

鹿児島県産紫芋ペーストを使い、低温で丁寧に焼き上げたサブレ。紫芋の自然な甘みと旨みが、ほっくりとした風味を引き立てます。

サクサクの食感にほのかなしっとり感が調和し、噛むほどにおいもの素朴な味わいが広がる、心温まる一品。紫の彩りが弁当箱にアクセントを添え、目でも楽しめます。

小ぶりなサイズで均一に焼き上げ、香ばしさを抑えることで芋のでんぷん質の魅力を最大限に引き出しました。

鹿児島の肥沃な土壌を感じる、シンプルかつ奥深いサブレです。

ペアリング提案:

日本茶: ほうじ茶(京都産)
香ばしい香りと軽やかな渋みが、紫芋の甘みを引き立て、和のティータイムをほっこりと演出。

コーヒー: 嫌気性発酵の乾式精製や乾式精製のコーヒーで甘さがあるものと紫芋の甘さを合わせたい。

ガレットナチュール

素朴で香ばしいバターのひと口

ブルターニュ風のガレットナチュールは、ガリガリとした歯応えとバターの豊かな風味が魅力。卵ではなくて牛乳をつなぎにすることで、グルテン形成も違った雰囲気になるのも面白いですね。

アーモンドパウダーの味わいは、不思議とノートエンド以降に顔を覗かせる時差もまた面白いです。

ほのかな塩気がバターの甘みを引き立て、お弁当のご飯やおにぎりのようなほっとする存在感を放ちます。意図的に少し厚みを持たせた形は、弁当箱の丁寧な詰め方を思わせ、噛むたびに広がる香ばしさが心を温めます。

  コーヒー: 昔ながらの中南米産水洗式精製ウォッシュトの中深煎りコーヒーで合わせてゆっくり味わいたい。

コキーユ

愛情たっぷりのジャンドゥーヤのサンド

ペルシュの看板商品、コキーユは、ピエモンテ州産ヘーゼルナッツを自社で丁寧にローストし、ペーストに仕上げ、ミルクチョコレートと混ぜ合わせてジャンドゥーヤに加工したこだわりのサンドクッキー。とにかく素材をイチから納得いく様に仕上げたい。そんなこだわりをこれでもかと詰め込んだのがこのクッキー。

サクッとした生地はつなぎが生クリームだからこそ、少し脆くホロりと崩れる食感。纏わせたブラックチョコレートのパリッとしたビター感、なめらかなジャンドゥーヤクリームが続いて口の中でとろけます。コロンとした貝殻形は、お弁当の小さなご馳走のように愛らしく、まさにお弁当のメインとなる存在。絶対的な満足感を届けます。職人技と情熱の結晶です。

ペアリング提案:

  コーヒー: 主張し過ぎない、ほどよい酸が感じられる中煎り〜中深煎りのコーヒー。口の中でほどけるガナッシュを楽しみたい。

  紅茶: キーマン
スモーキーで華やかな香りが、ヘーゼルナッツのナッティな風味を引き立て、お弁当の贅沢な一品のような上品な余韻に。

⑥ ごまのサブレ

彩あるごまのグラデと食感

黒ごまと白ごまをブレンドして焼き上げたサブレは、濃厚な香ばしさとマイルドな甘みが調和し、奥深い味わいに。

黒の渋い点々と白の明るい点々が和の趣ある見た目を演出し、ごまのプチプチ感が煎餅のような香ばしい香りと、ガリっとした噛み応えのクッキーに軽快さを加える。

薄力粉の配合バランスと、グラニュー糖を効果的に用いることで、なつかしさすら感じられる焼き上がりに。

煎茶 すっきりした渋みと旨味がごまの香ばしさを引き立て、和の雰囲気を強調。

レモンのサブレ

シチリアレモンの爽やかな酸味と共に

レモンの爽やかな酸味とアーモンドのジューシーなコクが追いかける。低温で火を通すことでアーモンドのナッティな味わいを引き出し、香ばしさを抑えた丸みのある仕上がりに。焼き上がりにはシチリア産の酸がしっかりと効いたレモン果汁のグラスをしっかりと纏わせています。

ペアリング提案:

  紅茶:ダージリン、特にオススメはファーストフラッシュ(春摘み)で、軽やかでフローラル、青々としたフレッシュな香りと繊細な味わいが特徴。レモンの酸味と爽やかな風味が調和し、互いを引き立てます。特に、レモンの清涼感がファーストフラッシュのデリケートな香りを邪魔せず、すっきりとした印象に。

抹茶のディアマン

宇治抹茶の奥深いひと口

京都・宇治の名門「堀田勝太郎商店」の抹茶「花」グレードを使用した抹茶のディアマンは、ほろりと崩れる繊細な食感と濃厚な抹茶の香りが魅力。

高品質な宇治抹茶の深い旨みとほのかな渋みが広がりを魅せるのですが、実はひと工夫加えているのが、粉糖のコーティング。

しっかりとではなくて、軽くまぶす。最初にふわっと、やわらかい甘さを舌にのせてあげる。小麦粉もバターも主張を許さない。そこから現れるのが抹茶。その旨味がだんだんと広がっていく。卵白でつないだグルテンのほどよい噛みごたえが、抹茶の美味しさをじわじわと引き立たせるのです。鮮やかなグリーンは弁当箱の彩りを引き立て、和菓子のような趣で日本の美意識を体現します。

ペアリング提案:

日本茶: 煎茶(深蒸し)
爽やかな渋みが抹茶の濃厚な風味を引き立て、茶席のような静かなひとときに。

コーヒー: ケニアの様な意外性のある、シトラス感のあるコーヒーと合わせてみたい。エチオピアのイルガチャフィの水洗式精製のコーヒーなど。

カカオとシナモン

ラムとアロマの織りなす大人のひと口

カカオの深いコクとラムのアロマを基調に、シナモンが独特の温かみのあるトーンを添えるクッキー。シナモンはスパイシーではなく、ペアリングのアロマのように、柔らかく鼻腔をくすぐる香りとして存在感を発揮。噛み締めることで弾ける、アーモンドの旨味、カカオ豆の歯触りとビターなあじわい。ネグリタラムの個性的なまとわりつく様な甘い余韻が駆け引きするかのようにそれぞれの個性として主張し合い、カリッとした食感がより心地よさを香りと共に引き立たてる。お弁当の小さな薬味のように、全体にエキゾチックなアクセントを加えます。大人の夜のティータイムにぴったりの洗練された一品。

ペアリング提案:

コーヒー: ハチミツがはいってるようなラムとシナモンの香りに合わせたいけど、思いつかないからマンデリン。あんまり深煎りのものと合わせてクッキーの香りを邪魔したくない。むしろ赤ワインやウイスキーなどがフィットする様に感じます。

 

ドリップパックのコーヒーと合わせるなら

赤色のドリップパック… ② ④ ⑤ ⑨

白色のドリップパック ③ ⑧

 

 

鯖江市から全国にペルシュの商品をお届けします!

ペルシュのオンラインショッピングサイトにて、地方発送も対応させていただきます。

https://perruche.base.shop/items/106160147

クッキー缶以外にも、当店の人気の焼き菓子のスティックケーキ、ベイクドドーナッツなどもサイト上に掲載しておりますのでぜひご利用ください!

なお、個別の指定の商品につきましても対応させていただきますので、コンタクトフォームよりお問い合わせください、お待ちしております!

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